つれづれ

コスメ大好き社会人(23)のつれづれにっき

5月の本棚

 

こんにちは、麗子です。

 

GW明けくらいから徐々に通常の出勤に戻り、街にも人が増え忙しさも自粛期間のことが嘘のようです。土日はまだ外出するのが怖いので、本当に何もしないことをしています。ブログを書くのも元気がないと出来ませんね。コンスタントに書いている方を改めて尊敬。

 

さて、本日は5月の本棚です。今月は昔から持っている本を読み返すことが多かったかな。さっそく書いていきます。

 

カケラ/湊かなえさん

カケラ (集英社文芸単行本)

カケラ (集英社文芸単行本)

 

 

大好きな湊かなえさんの新作。それもテーマは「美容整形」。ついつい容姿を気にしてしまう私にとっては気になってしまってしょうがなく、外出していた兄についでに買ってきてくれとお願いしたくらいです。

ある少女が大量のドーナッツに囲まれて死んでいたという噂が流れます。ある人はその子の容姿が見にくかったと言い、ある人はかなりの美少女だったと。この出来事について一人の美容クリニックの外科が真相を突き止めるというお話。いつものように各章ごとにモノローグで話が進行します。じわじわと真相が判明していく怖さが癖になります。

毎回モノローグだけで何でここまで話が広げられるのか不思議です。話もとっ散らからず、最後に向けて進んでいく。今回は嫌な気持ちになるというよりは感動の味が強かったかも。ただ、「少女」や「告白」に比べたら湧き上がってくるものは小さかったかなという印象でした。次回作も楽しみにしています。

 

 自分のアタマで考えよう/ちきりんさん

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

  • 作者:ちきりん
  • 発売日: 2011/10/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

大好きなハヤカワ五味ちゃんオススメの本で大学生の頃から繰り返し読んでいます。

一つの事象があったときに人間は自分の持っている知識だけで考えてしまいます。しかもそのことに気が付きません。ある意味知識が邪魔をしているということです。

「知識」は過去、「思考」は未来が合言葉。私もついつい知識だけで決めつけてしまうことが多いので読み返すたびに「いかんいかん・・・」と我に返ります。

また、思考をする際も思考をするためには具体的にどの情報が必要なのかというところまで深堀して書いてあるので毎回なるほどという気づきがあります。いや、もう読み返さないでも定着させなさいよという声が聞こえてきそうですが…

こちらは本当に勉強になることばかりなのでいろんな人に勧めていますし、自分に子どもができたら子どもにもオススメしてあげたくなる良書です。とても柔らかな文体なので文字苦手って方でも読みやすいですよ◎ぜひ!

 

俺のコンビニ/峰月浩さん

俺のコンビニ (メディアワークス文庫)

俺のコンビニ (メディアワークス文庫)

  • 作者:峰月 皓
  • 発売日: 2010/08/25
  • メディア: 文庫
 

 

元気がない人に読んでもらいたい青春ストーリーです。コンビニ大好き青年が実家の商店をコンビニに変えることを決意し、周りの仲間たちと協力しあいながらオープンをさせるという話。コンビニ裏事情なんかも事細かく書いてあるので読了後はコンビニへの印象がかなり変わると思います。私はどこにでもある便利なお店から地域に根差した唯一無二のお店という風に見え方が変わりました。

オススメしたいポイントとしては主人公が壁にぶつかるときなんとかなる!とすぐに立ち向かうのではなく、一度ダメージを受けるところが人間味があって最高です。傷つきながらも仲間に支えられ立ち上がる姿は美しいですし、元気が出ます。私もお漬物たべたい。

続編の「俺たちのコンビニ」も面白いです。まずは俺のコンビニをぜひ。

 

今月は以上の3冊です。最近本は持ち歩いているものの仕事がマックスの時期と同じくらい忙しくなってしまい、電車はガッツリ寝てしまう・・・早く身体が慣れること祈り、またたくさん本を読んでいくぞー!

 

今日はここらで。

 

麗子